三月まで勤めていた師匠の整体院ではデイサービスも併設しており、高齢者のボディケアを担当していました。

一口で高齢者といっても、十人十色、百人百様。

年齢も60代から90代後半まで、いらっしゃいます。

当たり前のことですが一人ひとり生活状況も心身状態も違います。

関節変形症、狭窄症、関節炎、捻挫、リウマチ、浮腫み、痺れ、認知症、圧迫骨折・・・

デイサービスで向き合った症例を数え上げればキリがありません。

その一つ一つを改善していく努力と成果は、私の貴重な財産となりました。

車いすの方が杖歩行が可能になったり、杖歩行の方が自立歩行ができるようになったり。

末期がんで余命宣告されていた方が、宣告よりも半年ほど頑張られたこともありました。

しかし、ときには思うような成果が得られないこともあります。

そんな時には忍耐強く向き合い、より多くの技術の引き出しを得ることが出来ました。

何より、信頼関係を築くことの大切さを教えてもらいました。

整体の技術もさることながら、信頼がなければ思ったような成果はなかなか得られないことを知りました。

とにかく相手の身になり、親身になって悩みと向き合っていくことが大切です。

 

独立開業するために退社することを伝えると、感謝と激励、惜別のお言葉をたくさんいただきました。

デイサービスでのボディケアで培った技術と経験は、私の誇りであり、大切な財産です。

ここで得た技術、経験を生かし、たくさんの方々の悩みを解決していくことが、私のできる恩返しです。